コミュケーションの実際とする表現力「音声」③です。
対面時に言葉を遣ってコミュニケーションをとる時、大切なのは伝えたい相手にしっかり対面して話すことです。「当たり前」なのですがこの「当たり前」が「なおざなり」にされがちなのです。
結論から書きますと、相手の目をみてにこやかな笑顔を作り、少し高めの声ではっきりと声を出してください「感じの良い話し方」になりました。また同時に言えます事は例え相手と目と目が合ってない時でもあなたが心を込めて届けたいと思った時、それは確実に伝わります。
私の経験からです。もう数年前ですが外出時にランチを取り支払いを済ませて外に、さっきまでの雨はやみ曇り空に変わっていました。歩き始めたそこに後ろから「すいませ~ん」の声が聞こえました。
何人もの人が行き交う往来ですがそのスイマセンは確かに私への呼びかけのようです。振り返りますと今支払いをしたお店のレジの女性が傘を掲げ向かってきます。お財布を出したときにレジカウンターに柄を掛けてそのまま取り忘れたのです。
ご親切に感謝を言いつつ正に見えない相手への「挨拶トレーニング」というグ ループワーク手法が実証
されたのを確信しました。
このトレーニングとは
・5人が後ろ向きになり、横一列に椅子左右1.5m間隔ずつ空けて座る
・背後には中央に一人が3mほど離れた場所に立ち、5人の中から一人に向かって「おはようございます」 と呼びかける。
・5人は「自分への呼びかけ」かと思ったら迷わず無言で手を挙げる。
結果は90~95%ほどの確立で正解です。時には並んだ2人が同時に手を挙げることもありますが正解に近いと判断しましょう。
この後の振り返りの話し合いで「気づくこと」としては
・はっきり話す
・大きな声で話す(場所、時間、人数で変わる)
・決めた相手に体を向ける
・心の中で「分かって欲しい、手を挙げて欲しい 」と願った
・気持ちを持てば必ず伝わる
などと発表されます。
自らの「気づき」こそ研修の目的です。きっと仕事や日常生活に取り入れてくださっているはずです。