突然ですが、皆様はご自分の声を何色(なんしょく)に分けられますか?
「えっ 声ってクレヨンのように1色2色とよぶものなの?」 イイエ助数詞として正式に分類された訳ではありません。ですが、「声色をまねる」「良い音色(ネイロ)」や「気色の悪い声」反対に「透明感のある涼やかな声」「かわいらしい声」などなど・・・。
日常生活の中では声に色(音声の変化)を組み合わせた言葉や遣い方が多くあるのはおなじみです。
無意識ですが小さな子供への呼びかける時と仕事時間の緊張感をともなう時では声の性質が変わります。
特に危険が伴う時や非常時は緊迫感と共に力強く、大きな声で「ダメ!!」「ヤメロ!!」「危ない!!」と叫びます。
逆にいとおしさを持つ相手には 優しく小さな声で穏やかに少しゆっくり目に話しかけています。
寝かしつける赤ちゃんや恋人に愛をささやく時・・・。
アニメや吹替で大活躍の声優さんですと1人で30~40でも変えられるのは当たり前、これ以上のベテランさんもおいででしょう。一般の私達でも5から10種類ぐらいは簡単に使い分けが可能らしいです。
そう言えば、保育園の女児がおままごとのお父さん役で「お父さんが帰ってきたよ ただ今」と太くしっかりした声を出しているのを聞いたことがあります。無意識ですが見事に遣い分けていました。
このようにおかれた環境と精神の変化で声が変わるなら、状況を認識し意識変化させるなり、イメージをすればその場面にふさわしい声を演出できるとも言えます。
プレゼン場面での「声の演出」も成功への鍵の1要因です。
声について ②に続きます。